コロナ禍のリモートワーク 〜マナーとスイッチングアイテムのすすめ〜

新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく緊急事態宣言を受け、注目され始めた「リモートワーク」。「リモートワーク」を始めて経験したという方も多いかもしれません。

「リモートワーク」は英語で「remotework」と表記されます。「remote=遠隔・遠い」、「work=働く」の二語が合わさってできた造語。以前では「テレワーク」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。「テレワーク」は英語で「telework」と表記されます。「tele = 離れた所」と「work = 働く」の二語を組み合わせた造語です。「離れたところで働く」という意味になり「リモートワーク」とほぼ同じ意味と言えますね。

私は「在宅ワーク」とよく表現していました。私は今は企業にも属していませんし、自宅を職場化し、おうちでできる研修や授業の準備を仕事として進めています。

企業で働く方々もこのコロナ禍の中、自宅でお仕事をされている方は多いのではないでしょうか。ZOOMで朝ミーティングから1日が始まったり、定期打ち合わせもオンラインで行ったり、何かと画面上の同僚や取引先の方と会話をする機会も増えたのではないでしょうか。

そんな画面越しでのコミュニケーションの場で気をつけたい”マナー”と、おうちモードを引きずらず、気分を仕事モードにスイッチオンできる”スイッチングアイテム”のすすめをご紹介します!

私が実際にZOOMで取引先の会社や講師仲間と打ち合わせをしていた時に感じたこと、そして、おうち時間が増えた今、おうちのゆるゆるモードから一転!仕事を進める時の気持ちの入れ替え法をまとめてみます。

画面越しでのコミュニケーションの場で気をつけたい”マナー”

日頃出社が当たり前の時は毎朝身だしなみを整えて出勤していたものの、「家で仕事してね」と言われた途端お昼までパジャマだった・・・そんなことありませんか。自分1人で仕事をする日なんかは、1日中ノーメイクでパジャマでリラックス。そんな日もあってもいいかもしれませんが(私はというと…ノーメイクはありますが一日中パジャマはありえません。)、画面越しのコミュニケーションが必要な時、いくら自宅にいるからといってくつろいだ姿でノーメイクのままZOOMに映り出て打ち合わせをするのはマナー違反だと私は思います。

「身だしなみのマナー」や「表情」こそが第一印象に大きく影響します!

最近朝からZOOMで打ち合わせをした時、お一人がマスクをされていたのです。風邪かな?と思いきや、数分後「ノーメイクなのでマスクをしています。」と自らおっしゃったのです。私はびっくり!!なんだか残念でした・・・仕事上の打ち合わせです。突然決まった打ち合わせでもありません。前もって予定されていました。いくら家にいても、ZOOMで画面越しにでも人の前に出るんだから、簡単なベースメイクくらいは・・・と心の中で思いました。しかも初対面に近い間柄で画面上で出会ったのです。その方がいくら良い提案や考えを述べられても、説得力半減したのは言うまでもありません。

ノーメイクのお顔をマスクで隠されていたのでしょう。マスクがあるので表情もうかがい知れませんし、声も通りにくいですし、その方だけ暗い印象で活気は感じられませんでした。

私はというと、悩みましたがさすがにジャケットまでは着ませんでしたが、カジュアルダウンは避け、朝早くてもお化粧はちゃんとして時間通りに始められるようにスタンバイしていました。後に”スイッチングアイテム”のすすめにも書きますが、自分が身にまとうものは士気を高めてくれます。そして、同時に相手への敬意の表現につながると考えています。

リモートワーク中でも生活感の出すぎない装いを意識することは最低限のマナー。せめて画面に映る上半身だけでも気遣いが必要かと思っています。

「自宅にいるとなんだか気合いが入らない」「会社にいる時のようにいつもの調子が出ない」のは、その着ている服のせいかもしれません。

 

自宅で仕事をしていても成果に繋がらなくては意味がありませんし、画面上でオンラインミーティング中も参加者全員が気持ち良く話せ、各々が「離れていても良い時間が送れた、みんな頑張っている!私も頑張ろう!」と思えることで、その後オフラインになった時の仕事の捗り方も違ってくるはずです。

是非、ご自身のリモートワーク中の身だしなみ、そして、画面上の相手へ話す時の表情や口調・話し方など意識してみてくださいね。自宅でも生産性がう〜んと上がります!!

 

”スイッチングアイテム”のすすめ

自宅にいて、ましてや休校中の子どもがいて、全く仕事モードになれない…といった声も私の周りでもよく聞きます。私も環境的にはその1人ではありますが、毎朝娘と多少はお寝坊さんになるものの、朝ごはんをちゃんと食べて、愛犬の散歩に行き、ラジオ体操をすることを日課としています。仕事もあって小学校もあったら、こんなゆったりとした朝を送れることはできません。娘とのおうち時間を多く過ごす今ってめちゃくちゃ貴重な経験とポジティブに考えています。新型コロナウイルスの感染拡大で不安な日は続きますが、健康に、今の日常を送れることに感謝しつつ毎日過ごすようにしています。

子どものご飯して、勉強見て…はっきり言って仕事してる時より忙しいかもしれません。頭の中は家事や娘のこと、仕事のことでいっぱい!!娘も勉強ばっかりもできませんし、集中力も持ちません。一人っ子だし遊び相手は愛犬だけ。(犬だけでもいて良かったと心から思いました♡)お手伝い、ゲームも犬の散歩も息抜きにさせて…と今日やることを娘と決めて1日を過ごしています。

娘が勉強している時ゲームしている時など、私も仕事モードになれる時間を作っています。そして、娘にお仕事宣言をします!

そして、今日これはするぞ!!って時や、今日はZOOMミーティングがあるぞ!って時には私の仕事モードにスイッチを入れてくれる”スイッチングアイテム”を投入します。

 

私の”スイッチングアイテム”とは

以前よりママの就業支援をサポートしているセミナーではお伝えしてきた”スイッチングアイテム”
仕事モードにスイッチを入れてくれる私の愛用品のことです!

お気に入りの”スイッチングアイテム”を持つことでどんな時も気持ちを後押ししてくれるので、オススメです!
私の”スイッチングアイテム” まずは、パールのピアスです。

JALの客室乗務員になって初めて買った本真珠のパール 8mmは、フライトしている時は欠かさず着けていたアイテム。制服の時には必ず着ける、お守りのようなものでした。
それを退職した後もお守り代わりに今なお愛用しています。思い出がいっぱい詰まってますからね。

そして、それよりは大きい1.1cmくらいの本真珠のパール。
ボリュームのあるタイプ。8mmのはピンク系のお色味ですが、こちらはホワイト系。
エレガントさを出したいなと思って、大きいサイズも持っています。

そしてそして、昨年新入社員研修を数社頑張ったご褒美にタイミングよく買えたMAAYA パール♡
2WAYなのですが、ロングでは5粒。かわいい♡でも、仕事には不向きなので、ロングはプライベートで使っています。仕事の時はトップの一粒だけを両耳に。
バロックパールなのでデコボコさが特徴で、この世に同じ形が2つとしてない個性的な真珠です。今日は私らしさを出したい仕事だなと思った時にはこちらを。

その日の気持ちや仕事の内容に応じてチョイスして着けています。パールのピアスを着けると昔から一気に仕事モードです!!

 

そして、もう一つのアイテムは口紅です。昨年はシャネルでしたが、今年はイブサンローラン。(画像は公式HPよりお借りしました)

ルージュ ヴォリュプテ ロックシャイン NO.8 ロッキンレッド

ロックな赤!!名前の通り、仕事に気合が入りそう・・・
毎年お正月に元気に仕事をスタートできるように”スイッチングアイテム”として口紅を購入していますが、こちらは美容ライターをしている義姉からプレゼントしてもらいました♡

ビビットなピンクレッドで初めはびっくりしましたが、「今年は新しい自分になれるね、挑戦ね!」という義姉の気持ちも嬉しく、愛用させていただいています。口紅本体の星の部分がキラキラグリッターで、香りもライチかな?甘〜い良い香りで気持ちを上げてくれます。自宅でも仕事するぞ!という時間になると、これを薄めに付けてグロスを塗って気持ちを高めています。

(上のMAAYAパールの写真で使用しています。)

 

最後に・・・

毎日鏡を見ることもやはり大切だなと思います。これは開運マナーセミナーでお伝えしていることです。
巣ごもり生活をしているとついつい食べてしまい、「コロナ太りだー!」と嘆いてしまっていますが、自分の体の状態や表情を鏡で確認すること、自分に向き合うことって大切です。
ノーメイクの自分を鏡で見たくない日もありますが(笑)、今の自分の心の状態も鏡に映し出されます。”鏡を見ること=鏡ワーク”をやめてはいけないなと思っています。自分を見つめ直し、自分が今できることをしっかり頑張る!運を上げる秘訣です。

是非身だしなみを整え、”スイッチングアイテム”を活用し士気を高めて、鏡に向かってニッコリ笑顔で、おうち時間もしっかり頑張っている自分を褒めてあげてくださいね。

 

桜も散り始めた大阪です。新型コロナウイルスの終息の時期が全く見えない春愁の毎日ですが、皆さまご自愛を・・・
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^

この記事を書いた人

鵜飼千登静
鵜飼千登静
夢叶いJALの客室乗務員として国内線・国際線に乗務、結婚、妊娠。しかし、育児休職中にまさかのJAL破綻。思いもよらぬ形で早期退職というつらい選択を余儀なくされる。キャリアが途切れる不安から、娘1歳半より講師としてセカンドキャリアを築くが、小さい我が子を抱えての社会復帰に心身ともに限界に近づき、ひとり働き方改革!
現在はフリーランスの講師×キャリアコンサルタントとして、行政セミナー、企業研修、教育機関(高校・専門学校・大学)講義、就職・キャリアアップ支援など人材育成をメインとする。一人ひとりの個性や現在の状況と課題に着眼し、その方が描く未来に近づけるようファシリテーターとしての役割で人を導く。

関連記事

プロフィール

元大手航空会社の客室乗務員、現在はフリーランス講師。国家資格キャリアコンサルタント。

高等教育機関では主にキャリアデザイン・就職対策・エアラインビジネス・ホスピタリティ/ビジネスマナーに関する授業を担当。
企業・医療機関では新入社員研修・人材育成研修・マナー接遇研修に登壇中。

最近の記事

  1. 2023年もラスト1日!大晦日となってしまいました。
  2. /ご来場、ありがとうございました!!\地域をつなぐ想いをつなぐ未来へつなぐ...
  3. この夏はたまにキャリアコンサルティングと研修、どっぷりみらいのたからばこ実行委員としてのお仕事をして...
  4. 私は国際おもてなし協会に在籍しており、通常は日本国内での接遇調査や研修案件が多いのですが、初めて海外...
  5. 11月11日(土)・12日(日) インテックス大阪にて開催される、地域密着こどものおしごと体験イベン...

Facebook