コロナ禍で多忙極まる配達業者さんから学ぶホスピタリティ…

私は以前から配達業者のある一人の女性に出会ったことをきっかけに、その女性からホスピタリティについて学ぶことが多くしてあります。私もそれなりに気遣いをお返しすることって大切だなと思い、私なりに行動(会話)に繋げています。
以前からずっとずっとブログに書きたいな〜と思っていた内容、いよいよまとめてみたいと思います。

便利な時代!あっという間に欲しいものが手元に届く…

ネットでポチッとしたものが最短翌日にはもう手元に届き、大変便利な時代となりました。
もちろん私もネットショッピングは利用しています。

最近では新型コロナウイルス感染拡大を防止するために、おうち時間も増えました。
飲食店から宅配・出前をお願いしたり、最近の専門家会議後の資料で公になった【人との接触を8割減らす10のポイント】にも挙げられていたように『待てる買い物は通販で』お願いする家庭も多くなっていることと思います。

また、外にぶらっとショッピングにも行けない事情から、お洋服・化粧品もオンライン購入が大盛況とも聞きました。買い物してストレス発散もしたいですよね。私もその気持ちはわかります・・・

商品をネット購入したら、それを自宅まで届けてくださる宅配業者さん。新型コロナウイルス感染が拡大する中、個人の利用者が多くなりますます仕事量が増えていると思います。
この現状の中、最善を尽くそうと昼夜問わず業務に従事し、地域医療を支えてくださっている医師や看護士、医療関係者の皆さまに心より敬意を表しますが、私は宅配業者さんへの敬意もますます高まっています!!

宅配業者さんからいただく気遣い

私のマンションにいつも出入りしてくださるクロ○コヤ○トさんの女性配達員。
めちゃくちゃ好感度の高い女性なんです!
暑い時も寒い時も年がら年中、荷台に山盛り荷物を載せて、私の住む界隈でお仕事されています。

いつお会いしても素敵な笑顔で、荷物を玄関先まで届けてくださいます。
玄関を開けるといつもとびっきりの笑顔なんです。本当に!!
ちゃんと目を見て、元気に挨拶してくださって、こちらも元気になります。

私への気遣いも仕事へのポリシーも、その女性の表情・働く姿や一言ひとことから感じられるんです。
「少し重いので、中まで入れましょうか?」(ふるさと納税で頼んでいたお米が届いた時やドッグフード・炭酸水が届いた時)
「冷蔵なので、お早めに冷蔵庫に入れてくださいね。」(ふるさと納税で頼んでいたお肉が届いた時)
「お待たせしました。」(荷物の再配達をお願いしていた時)
「ちょうど帰っていらして良かった。助かりました。」(マンション下でたまたま会い、その場でサインして荷物を受け取った時)

当たり前の一言かもしれませんが、とっても愛のこもった一言です。
ただ荷物を届ける”作業”として仕事をしているのではなく、プラスしてその女性の”あたたかい愛”も届けてくださっています。

上のように配達員さんから一言添えられたら、あなたは何て言いますか?
私は次のように言った記憶です。

配達員さん
「少し重いので、中まで入れましょうか?」

chitose
「ここでいただきますよ。大丈夫です!私力持ちなんです!!笑」

荷物が重いことに気遣いをくださってありがとうですよね!

配達員さん
「冷蔵なので、お早めに冷蔵庫に入れてくださいね」

chitose
「わ♡お肉ですね!!楽しみにしていました、ありがとうございます。」

楽しみにしていたものが届いたら嬉しいですよね!その気持ちを伝えたら、
配達員さんも嬉しいのでは?と思っています。

配達員さん
「お待たせしました」

chitose
「何度も申し訳ないです。ありがとう!」

こちら都合で再配達をお願いしたのです!届けてくださってありがとうですよね。
指定の時間に在宅しておくのは当たり前です。
何度も何度も訪問をお願いすることになると、お仕事増やしてしまいます!

配達員さん
「ちょうど帰っていらして良かった。助かりました」

chitose
「先ほど会いましたよね〜(犬の散歩中、少し離れたところから元気に挨拶してくださったのです!)タイミング合ってこちらも良かったです!ありがとう!」

犬の散歩中なのだな〜と見てくださっていたのです。
その時は呼びとめず、帰宅時間を見計らって来てくださったことに感謝です!!

本当にこの配達員さんの愛とプロ意識を感じさせていただき、頭が下がります!
ご自分の今の気持ちや私への愛のあるメッセージをちゃんと言葉にしてくださっています。なので、私もちゃんと言葉でお返しします。

宅配業者さんへの気遣い、できていますか?

こんな出来事もありました。炭酸水を買い始めた数年前。注文通り届けてくださいましたが私は不在。宅配ボックスに預けてくださっても良かったのに、不在票が入っていました。
再配達をお願いしたら、先程お話しした女性配達員の方が来てくださいました。

宅配ボックスでも良かったのに・・・そんな旨をお伝えすると、

宅配員さん
「1階からこんなたくさん重いですよね?玄関先までお持ちした方がいいかなと思って…」

感激して涙が出そうになりました。
でも、
chitose
「私力持ちなので、大丈夫です!定期的に頼むので、どうぞ宅配ボックスにこれからは入れてくださいね。」
とお伝えしました。

何度も何度も重い荷物を台車に載せて、申し訳ない・・・私は幸い丈夫な体で、重い荷物もへっちゃらなので女性の労を少しでもねぎらいたいなと思いました。それから女性とはいつも言葉をかわすようになりました。

ついこないだも、野菜を取り寄せたのです。こんな時だし、オーガニックの野菜の詰め合わせを一箱注文しました。それを届けてくださったのはいつもの配達員さんでした。

chitose
「最近お仕事量、増えてるんじゃないですか?」
と尋ねると、
宅配員さん
「確かに個人のお客様の注文が増えているのでね・・・」

chitose
「そうですよね・・・お疲れ様です!頑張ってくださいね!!大変な時期にありがとうございました。」
と感謝とともに荷物を受け取りました。

ちょっとした会話なんですけどね。
注文したものが素早く届く。当たり前になって便利な世の中ですが、それを支えてくださっているのは配達業者さんです。当たり前になりすぎると感謝を忘れることってありませんか?是非、今私たちのためにも頑張って休む暇もなく働いてくださっている宅配業者さんにも感謝の気持ちを心から伝えてみませんか?

ポイントは相手の目を見て、両手で荷物を受け取ってニッコリ^^

楽しみにしていたものが届いて嬉しい気持ち
割れ物を大切に届けてくださったことに感謝の気持ち
何度も再配達していただきありがとうの気持ち
重いものを私の代わりに玄関先まで運んでくださったことへ感謝の気持ち
今日もお疲れ様!の気持ち・・・

まだまだあると思いますが、是非心の中で思うだけでなく、言葉に表して伝えてみましょう!
きっと次もあなたの元へ喜んで配達くださると思います^^

私はちょっと愛想の悪いお兄さん配達員へもあえて大きめの声で「ありがとう」と「お疲れ様」をお伝えしています。でも、最近いそいそと玄関を開けると”置き配”されていて、びっくりましました!

そういう現状か、時代か・・・とも思いましたが、私が待っていた荷物を届けてくださって「ありがとう」の気持ちは直接伝えたかったな〜と少し残念な気持ちになりました^^;

 

私たちにできること

・感謝の気持ちを言葉に表す
・相手の目を見て言葉掛け
・再配達をお願いした時は指定の時間に必ず在宅

とっても簡単!すぐにでもできますね。

印鑑押して、「どうも〜」とただ受け取るだけでなく、笑顔を添えて一言!「荷物を届ける」という一見ホスピタリティには無縁のお仕事かと思いきや、あなたのその一言で配達員さんはやりがいを感じ結果的に仕事への積極性につながるのではないでしょうか。あなたへの愛とともにお荷物が届くようになると思います。

宅配やネットフリマ利用が当たり前になった今、仕事量が増加傾向にある宅配業者さんと私たちが気持ちの良いやりとりをする。
それが、コロナ禍のこのような状況でもみんなのために働いてくださる方々へ、少しでも敬意を表せますね。

 

人と人はもちろん、人とモノのかかわり合いにもホスピタリティの具現化を・・・私はそんな風に思っています。

 

もちろんこのような状況の中でも、最前線でお仕事されている方は他にもいらっしゃいます。
今回は私が身近で接した方を取り上げてお話しさせていただきました。
この厳しい状況の先行きに不安はありますが、コロナウイルスに負けない生活をしていきましょう!!

この記事を書いた人

鵜飼千登静
鵜飼千登静
夢叶いJALの客室乗務員として国内線・国際線に乗務、結婚、妊娠。しかし、育児休職中にまさかのJAL破綻。思いもよらぬ形で早期退職というつらい選択を余儀なくされる。キャリアが途切れる不安から、娘1歳半より講師としてセカンドキャリアを築くが、小さい我が子を抱えての社会復帰に心身ともに限界に近づき、ひとり働き方改革!
現在はフリーランスの講師×キャリアコンサルタントとして、行政セミナー、企業研修、教育機関(高校・専門学校・大学)講義、就職・キャリアアップ支援など人材育成をメインとする。一人ひとりの個性や現在の状況と課題に着眼し、その方が描く未来に近づけるようファシリテーターとしての役割で人を導く。

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プロフィール

元大手航空会社の客室乗務員、現在はフリーランス講師。国家資格キャリアコンサルタント。

高等教育機関では主にキャリアデザイン・就職対策・エアラインビジネス・ホスピタリティ/ビジネスマナーに関する授業を担当。
企業・医療機関では新入社員研修・人材育成研修・マナー接遇研修に登壇中。

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