お久しぶりの投稿です。
2018年後期授業も始まりもう11月、毎日授業の準備と家事と子供のことなど、めまぐるしい毎日を過ごしています。
さて、本日はグループディスカッションのお話を。
グループディスカッションに慣れておこう!
面接前のステップとして、グループディスカッションを課す企業は多くなってきています。
仕事は個人プレイで成果を出せるものももちろんありますが、大抵は役割分担をし、課題を解決、成果を出すという流れで、チームで力をあわせるということが大切です。
企業側はグループディスカッションを課すことで、チームで成果を出すというビジネス適性があるのか判断しているのです。
しっかりとグループディスカッションの練習を積んでおかないと、次のステップ:面接へも進めない事態が起こります。
ですので、練習はとても大切!
練習しないまま本番を迎えると、他の学生に圧倒され、全く発言できない状態で終わってしまうこととなりますね。
是非早い段階で練習を積み、グループディスカッションに慣れ、うまく突破できる術を身につけて欲しいと思います。
グループディスカッションの心得
見ず知らずの学生同士でチームを作りディスカッションをするわけです。
緊張ももちろんしますね。
お互いを敵だと思ってしまうと、良い空気感の中議論は発展しません。そうなれば全員不合格を言い渡されてしまうでしょう。
「みんなで盛り上げて、みんなで合格して、次のステップにみんなで行こう!」という意識が大切。
お互いが意見を認め合い、お互いを褒めながらいい雰囲気の中、議論を展開して欲しいと思います。
グループの中には緊張して、あるいは人見知りでおとなしく、なかなか口を開けない学生もいるかもしれません。
そんな時はその学生を絶対に放置しないこと!
「◯◯さんはいかがでしょうか?どのように思いますか?」
「◯◯さんは、▲▲さんの意見に賛成ですか?」
など、トスを投げてあげることが重要です。
このように、他のメンバーへの気遣いが評価を高めるポイントにもなります。
心得てください。
ディスカッション時のNG集
ついついやってしまいがちなNGです。私が授業していてこういう学生多いな〜という項目をまとめてみます。
- お互いを名前で呼び合わない
- 結論から話していない
- 自分だけ喋りまくる
- 内容に具体的な中身がない
- じゃんけんや多数決で結論を出す
- 笑顔がなく、真顔
どれもこれも残念。。。
- 名前、自己紹介で聞いたならしっかり書きとめよう!
- 話し方の基本!まずは結論から述べ、理由を続けます。発表するときも結論から話しましょう!
- 積極性があっていいのですが、一人舞台、自分だけ喋りまくることは×。他の学生の意見も聞き出しましょう!
- 面接時質問に対する回答でも言えることです。具体性に欠ける。。。×です。
- 最後まで討論して意見をまとめましょう!多数決・じゃんけんで結論を急ぐのは以ての外です。
- やっぱり笑顔が一番、印象をグッとアップしてくれます!
大学でのキャリアデザインの授業
現在とある大学でキャリアデザインの授業を毎週担当しています。
先日はグループディスカッションの授業が2週続きました。
1週目はグループディスカッションの概要など、注意点を説明し、実際に練習を!
グループディスカッションはまず自己紹介から始まり、役割分担(司会進行役、書記、タイムキーパー、発表役)を決めますが、初めはなかなかスムーズにいかず、学生たちは照れくささもあるのか、口数も少なく、全く積極性がない。。。
もちろん時間内に結論までは至らず。
気になったことをまとめると、
- みんな、机上のプリントテキストを見ながら自分の意見を言ってるな〜相手の顔見てない〜
- 言葉使いが馴れ馴れしい〜同級生同士顔見知りなので、友達言葉が出てしまうよね〜
- 声小さい〜ハキハキ話そうよ!
- 足ぐせ悪〜い!姿勢悪〜い!360度見られているという意識ゼロ
- スーツをせっかく着てるのに、身だしなみなってな〜い
討論にも積極性が見られなかったのは残念でしたが、まずは印象として以上のようなことを感じました。
早速注意を!
以上の内容は意識さえすればすぐに改善することができます。
どうなるかと思いましたが、2つ目のお題を投げると、練習1回目のアドバイス・反省点も活かして、結論に至るまで時間内にスムーズに行うことができました。
やはり、第一印象ってとても大切ですね。議論の内容ももちろん大切で企業側も見ていますが、グループ内の空気感、学生一人ひとりの表情・話し方・聴き方・身だしなみ、とても気になる要素で評価につながります。
グループ内の学生はライバルではありますが、先にも述べましたが「みんなで合格しようね!」という意識を各々が持ち、和やかな雰囲気を作って欲しいと改めて感じました。
ちなみに、お題は
①《仕事をできる人の特徴は何か》
②《小学生にスマホを与えることに賛成か、反対か》でした。
この授業の翌週は、大学の教員にもお手伝いいただきながら、グループディスカッションの実践編を。
その模様も次回のブログでお伝えしたいと思います^^
学生にとっても私にとっても濃い濃い時間になったんですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
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夢叶いJALの客室乗務員として国内線・国際線に乗務、結婚、妊娠。しかし、育児休職中にまさかのJAL破綻。思いもよらぬ形で早期退職というつらい選択を余儀なくされる。キャリアが途切れる不安から、娘1歳半より講師としてセカンドキャリアを築くが、小さい我が子を抱えての社会復帰に心身ともに限界に近づき、ひとり働き方改革!
現在はフリーランスの講師×キャリアコンサルタントとして、行政セミナー、企業研修、教育機関(高校・専門学校・大学)講義、就職・キャリアアップ支援など人材育成をメインとする。一人ひとりの個性や現在の状況と課題に着眼し、その方が描く未来に近づけるようファシリテーターとしての役割で人を導く。
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