「自分らしく働くためのストレスマネジメント研修」に登壇しました。

今年よりご縁をいただた某企業様の大阪支店で「自分らしく働くためのストレスマネジメント研修」に登壇させていただきました。

今回は本社や岡山営業所・滋賀営業所もオンライン受講してくださいましたが、そのような運びの研修はしたことがないので、終わってみればちょっと反省・・・いろいろ思い返すことがたくさんありました。テレビ画面の向こう側には、研修のこの臨場感をお伝えすることはなかなか難しいですね。

↑研修中はこちらのテレビに4名の社員の方を映していただきました。

音声音量・パワーポイント映像の確認とかはもちろんですが、
私の伝えたいこと、話す内容、「伝わってます?!理解できてます?!」
本会場の大阪支店でのグループワーク中も画面の向こう側の4名は退屈ですよね・・・

なかなか難しいなと思いました。

途中、もちろん画面越しの4名の社員様にもお話を振ってみましたが、
中継の時間差もあり、さくさくっとはお話が進みませんしね。

今研修後のアンケートをお待ちしていますが、正直ちょっと心配です。

この問いから始まったストレスマネジメント研修。「自分らしく働くために」とネーミングしたのは、書籍や昨今のデータを見ていましても「仕事や職業生活に関することで強い不安、悩み、ストレスとなっていると感じる事柄がある」労働者の割合は60%前後と一向に減少していない現状を知ったからです。

労働安全衛生法の改正により、2015年12月より、従業員が50人以上の事業所では毎年1回ストレスチェックのための検査を実施し、従業員のストレス状態を把握することが義務付けられましたが、
環境要因と個人要因の相互作用という観点で解決を模索していく必要があり、個人のストレス対処能力がカギとなってくると私は考えています。

今の時代を生き抜くためには、

挫折感をいつまでも引きずらず早く立ち直る!
逆境に負けずに自分の道を切り開いていける心の強さが求められる!

のではないでしょうか。「レジリエンス」=しなやかな精神的回復力 そんな言葉をお伝えしながら研修を進めてまいりました。

レジリエンスは強い風が吹いても、竹林の長い竹はゆらゆら風になびいていますよね。そんなイメージです。決して折れることはなく、風に身をまかせるかのように揺れている様です。それがレジリエンスのイメージと私は考えています。

しなやかな精神回復力を備えるために一つの方法として、「陽転トレーニング」というものをしました。良いこと探しです!

 

受講くださった社員さまの中には、「隣のお家の騒音にかなりストレスを感じる」というご意見が出ました。特に夏場はお家の中での夫婦の話し声や喧嘩の声までもまる聞こえ、子ども二人が走る音・遊ぶ音や声なども大きくてかなり気になるご様子でした。
そんな中の「良かった探し」。あなたならなぜ良かったと思えますか?その方はこう表現くださいました。

「隣がうるさい人で良かった」

⬇︎

・私も大きな音で音楽をかけ、歌ったり踊ったりできるから

・海外旅行に来ている気分でいられるから(隣人さんは中国人のファミリーだそうです)

いかがでしょうか?”海外旅行に来ている気分”と陽転された思考がとても素敵だな〜と感じました。他にも一つのストレスに対して様々な陽転の意見が出てきて、楽しい研修となりました。

私の身にとても最悪な出来事が起こっている、最悪な環境で生活をしている、といったマイナスな思考を陽に転じ、気持ちを落ち着かせることができる「良かった探し」私はこれを知ってずいぶん楽になりました。是非皆さんもストレスマネジメントの一環としてお役立てくださいね。

研修中はもう一つ、3STEPでのストレスマネジメントをご紹介しました。「人生のスパイス」とも言われるストレス。ストレスは本来なくせないものかもしれません。「ストレスをなくさなきゃ」と考えれば考えるほど、さらにストレスを溜めることになります。

ストレスとは戦う相手ではなく、がっちり肩を組んで付き合っていくものなのです!ストレス=悪という認識を改めるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

今回の研修は、普段の自分の心の声に向き合うことができてよかったというご意見も多く、好評でした。時間を見つけてストレスを書き出すことも発散方法の一つかもしれません。

中には、普段仕事のストレスは感じていないので「もし感じていたら・・・」という思いでセミナーを聞いていたが、途中で「気付いていないだけかも?!」と思うようになったとおっしゃる方もいました。STEP1の気付くができていないのですね。気付いていないだけの潜むストレスも怖いです!

このように自分に向き合う時間というのは改めて大切だなと思いました。

自分のストレスに向き合いながら、社員の皆さまがレジリエンスを身につけ、これからも”私らしく生き生きと”働けること、キャリアを構築できることをお祈りしています。

 

この記事を書いた人

鵜飼千登静
鵜飼千登静
夢叶いJALの客室乗務員として国内線・国際線に乗務、結婚、妊娠。しかし、育児休職中にまさかのJAL破綻。思いもよらぬ形で早期退職というつらい選択を余儀なくされる。キャリアが途切れる不安から、娘1歳半より講師としてセカンドキャリアを築くが、小さい我が子を抱えての社会復帰に心身ともに限界に近づき、ひとり働き方改革!
現在はフリーランスの講師×キャリアコンサルタントとして、行政セミナー、企業研修、教育機関(高校・専門学校・大学)講義、就職・キャリアアップ支援など人材育成をメインとする。一人ひとりの個性や現在の状況と課題に着眼し、その方が描く未来に近づけるようファシリテーターとしての役割で人を導く。

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プロフィール

元大手航空会社の客室乗務員、現在はフリーランス講師。国家資格キャリアコンサルタント。

高等教育機関では主にキャリアデザイン・就職対策・エアラインビジネス・ホスピタリティ/ビジネスマナーに関する授業を担当。
企業・医療機関では新入社員研修・人材育成研修・マナー接遇研修に登壇中。

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