キャリアパスデザイン・大阪エアラインスクール 講師の岡崎衣美です。
先月関空発・ホノルル行きのJAL便に搭乗しました。
今回はその往路便の機内で感じたことを書いてみたいと思います。
JALの国際線では、外国のお客様へのより快適なサポートが行えるよう、日本人CAだけでなく、外国人CAも乗務しています。
ヨーロッパ発着の便ではロンドン基地に所属している、イギリスやその他ヨーロッパの国々出身のCA、
シンガポール発着の便ではシンガポール基地に所属するCAなど、
JALの国際線の機内はとても国際色豊かです。
そんな海外基地所属のCAの皆さんも、しっかりとした日本語の訓練を受け、日本人のお客様に対して接客をする際には日本語でお話しします。
ですが、乗務員同士の会話となると、日本語だけでは相互理解ができにくい場面も多々あります。
そんなときは私たち日本人CAも、英語で積極的に話す必要があります。
今回、関空からホノルルへ向かう飛行機に搭乗してすぐ、私はゲートに携帯電話を置き忘れたかと思い、(実際は座席の毛布の下にちゃんとあったのですが笑)
近くにいたCAの方に必死で訴えましたら、その方はタイ人のまだ新人のCAさんだったようで、乗客の想定外の慌てっぷりに、すぐ日本人CAを呼びに行ってくれました^_^
その後すぐ携帯電話は見つかり、事なきを得て、ほっとすると同時に、現役時代に外国人クルーの皆さんとのやりとりを懐かしく思い出しました。
外国人CAの皆さんとご一緒するときは、ショウアップ(同乗のクルーが集合すること)したときに、
お互いに日本語と英語を交えて挨拶や自己紹介をします。
その後ブリーフィング(フライト前の事前の打ち合わせ)の際にも、チーフやキャプテンがお話しされる内容を隣で通訳したりする必要があります。
また、フライト中も私のようにイレギュラーな状況にある乗客の方へ対応するときは、日本語だけでなく英語を駆使して、時にはお互いに引き継ぎしながら対応していきます。
エアライン業界への就職試験において、もちろんTOEICは必須ですが、CA・GSになった後も、英語力はとても大切です!
逆に言うと、お客様はもちろん、海外基地CAとも、会話をするチャンスがたくさんありますから、ご自身の英語を活かしたい、スキルアップを目指したい皆さんは、是非現場で働けることを楽しみにしていてください。
英語が少し苦手だな、と思っている皆さんもエアライン業界では就職試験のためだけでなく、仕事上でも英語は役立ちますから、是非前向きに習得に励んでくださいね!
もちろん、キャリアパスデザイン・大阪エアラインスクールでは、英語の勉強法についてもアドバイスさせていただきます^_^
お問い合わせをお待ちしております。
この記事を書いた人
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夢叶いJALの客室乗務員として国内線・国際線に乗務、結婚、妊娠。しかし、育児休職中にまさかのJAL破綻。思いもよらぬ形で早期退職というつらい選択を余儀なくされる。キャリアが途切れる不安から、娘1歳半より講師としてセカンドキャリアを築くが、小さい我が子を抱えての社会復帰に心身ともに限界に近づき、ひとり働き方改革!
現在はフリーランスの講師×キャリアコンサルタントとして、行政セミナー、企業研修、教育機関(高校・専門学校・大学)講義、就職・キャリアアップ支援など人材育成をメインとする。一人ひとりの個性や現在の状況と課題に着眼し、その方が描く未来に近づけるようファシリテーターとしての役割で人を導く。
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